「一人ひとりが広報パーソン」の呪縛を解く本
久しぶりに、役所の文章の書き方「『正三角形』の文章」で記事を書いてみます(笑)
今や、全国1800自治体すべてのキャッチフレーズになった感のある「一人ひとりが広報パーソン」。
でも、「わかりやすい広報文」がスラスラ書ける地方公務員の方って、全国にどれくらいいらっしゃるのでしょうね。
世の中には、いわゆる「文章本」と呼ばれる文章術について書かれた本が、数えきれないほどあります。でも、私が役所で広報担当だった5年間、公務員の教科書と呼べるような広報文の書き方が書かれた本に、お目にかかったことはありませんでした。
「これだっ!」と見つけたのは、「『書く』マーケティング」(堀内伸浩著・明日香出版社)というビジネス本でしたから。
この本が気に入ったのは、
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この本を読んだからといって、プロ顔負けのすごいキャッチコピーが、明日からスラスラ書けるようになるなんてことはありません。
以前に比べて文章力が格段にアップするというようなこともありません。
(略)
でも…、
この本を読めば、「そこそこ」のキャッチコピーなら書けるようになります。
「わかりにくい文章だ」「読みにくい文章だ」と言われていた人は、「わかりやすい文章になったね」「ずいぶん読みやすくなったよ」と言われるようになります。
カタイ文章しか書けなかった人は、ヤワらかい文章が書けるようになります。
書くことが苦手だった人は、多少は苦手意識が薄れるはずです。
<「はじめに」からの引用>
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と、とても正直で、文章を書くのが苦手な読者への思いやりに溢れていたからです。
「こうした公務員向けの文章本があったらいいのにな~」というのが、当時の私の偽らざる気持ちでした。
そうした思いが結実したのが、「誰も教えてくれなかった公務員の文章・メール術」(小田順子編著・学陽書房)なのです。
この本に書かれているのは、文章の「センス」とか、意味不明のあいまいなものではなく、誰でもできる簡単なことです。
それは、この本が基になった「公務員のための『わかりやすい文章作成講座』」参加者の声が物語っています。
【参加者の声】
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・学んだこと自体は難しいことではないので、今後の業務で活用したい
・自分の文がとてもスマートになったように思います
・今まで受けた研修で一番参考になる研修でした
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「一人ひとりが広報パーソン」の呪縛を解きたい方は、まず、Amazonの「なか見!検索」や学陽書房の「立ち読みする」をクリックし、本の中身をご覧ください。
<参考>【気になる言葉】メニューページ(別窓で開きます)
つづく
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