気になる「信憑書類」
「信憑(しんぴょう)書類」という言葉を初めて見ました。
Gが普段使っている「『証憑(しょうひょう)書類』の間違いでは?」と思い、国語辞典で調べてみました。
■信憑
信用してよりどころとすること。信頼すること。「この情報は―するに足る」(デジタル大辞泉)
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信用すること。信頼すること。「この証言は-するに足る」(大辞林)
■証憑
1事実を証明する根拠となるもの。証拠。
2裁判所や捜査機関が刑罰を判断するのに必要な一切の資料。証拠物件だけでなく、証人や参考人なども含む。(デジタル大辞泉)
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事実を証明する根拠。よりどころになるもの。根拠。「-書類」(大辞林)
「信憑」は「信用」または「信頼」と、「証憑」は「根拠」または「証拠」と同義語と言えそうです。
ネットで検索したところ、「信憑書類」は「証憑書類」の誤用例しか見つかりませんでした。
このことから「信憑書類」は間違いで「証憑書類」が正しい、と言いたいところですが、そもそも「憑(ひょう)」は常用漢字外。
読めない人もいるし、役所や企業が使うのは避けたい言葉ですね。
「証拠書類」や「証明書類」、場合によっては「参考書類」でもいいと思うのですが。
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つづく
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