米国企業の採用試験で門前払いされない方法
愚息の米国企業への転職活動は、その企業のオファーを断る形で終了しました。
3度にわたる交渉でも、彼の希望する条件(勤務地)が受け入れられなかったことがその理由です。
彼が米国を代表する企業の採用面接・試験を受けられたことは、実は奇跡に近いんです。
というのは、その企業への就職希望者はとても多く、「人事部門に日々送られてくるメールは何千通。担当者の目に触れることなくほとんどが『ごみ箱』行きになる」と聞いていたからです。
ましてや日本人でその企業に入社しているのは、MIT(マサチューセッツ工科大学)など超有名大学のドクター等。Gから「MIT」と聞いて「どこの企業?」と聞く愚息のような者は、そもそもエントリーしないと思いますけど(笑)
そんな彼のメールが、なぜ人事担当者の目に留まり、添付ファイルまで読んでもらえたのか。
そして履歴書を送るように言われ、採用面接・試験までたどり着けたのか。
それは「言いたいことが確実に伝わるメールの書き方」(明日香出版社)のおかげです。
彼は日頃から、座右の書であるこの本に書かれていることを英文のメールでも実践しており、それが功を奏したのだと思います。
この本に書かれていることは、難しいことではありません。彼にもわかるようにやさしく丁寧に書かれているのですから。
でも多くの方が「言いたいことが確実に伝わるメールの書き方」ができていません。それを教えられる上司や先輩がいないためです。
【参考】
ランチを挟みほぼ1日がかりで行われた米国企業での「面接・試験」の概要は、以下のとおりです。
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■1次面接(人事担当者1人と)
・事前に履歴書を送ってあったので短時間で終了
・「2次面接終了後に工場見学に案内されたら採用内定」だと伝えられる
■試験
・基礎知識(Eラーニング)
・専門知識(口頭試問)※
※渡されたデータの現状と問題点を分析し解決策を示す内容
■2次面接(各部門の担当5人と)
5人から質問の集中砲火を浴びることに。
【主な質問内容】
・専門分野
・卒業研究の内容
・現在の職務内容
・会社に貢献できる点とその理由
■工場見学(2時間半)
・観光客と一緒の簡単な工場見学ツアー
・担当者が入れ替わり立ち代わり広大な工場内を案内
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おまけ
米国企業の採用条件である就労ビザやグリーンカードの取得。これを満たせず就職できないケースも多いようです。
米国企業は原則としてビザ取得のためのサポートをしてくれないからです。
彼はサポートをしてもらえることになっていたのですがね…
つづく
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