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2012年7月17日 (火)

大津市教委記者会見の問題点

 大津市立中学2年生がいじめにより自殺した問題。
 テレビでずっと大津市教育委員会の記者会見を見ていて、正直これじゃ駄目だと思いました。

 長年役所の広聴・広報課で報道担当だった経験から、事件や事故が起こったときのマスコミ対応は以下のようにすべきだと考えています。当たり前のことばかりですが、これは企業も同じです。

1.報道される前に記者会見又はプレスリリースを行う※
2.内容
(1)事件や事故の発生事実
(2)事件や事故の発生原因
(3)再発防止策
3.責任者の職・氏名を明らかにする

 事件や事故の重大性や社会的な影響を考慮し、記者会見かプレスリリースかを判断します。原因究明や再発防止策が確定していない場合でも、まず記者会見(プレスリリース)を行った方が良いと思います。

 テレビで市教委の記者会見の様子を見る限り、残念ながら不合格です(被害者側からの訴訟提起後だった点は考慮してあげる必要がありますが)。

 残念な点は以下の4つ。

1.調査(2回目のアンケート)結果を隠していたことが明らかになり、後日公表せざるを得なくなったこと
2.原因究明が不十分だったばかりか、自殺の原因がいじめだったかについて見解がぶれたこと
3.当初記者会見出席者の職・氏名を明らかにしていなかったこと(教育長が1人で記者会見するまでテロップで表示されませんでした)
4.学校長を記者会見に出すタイミングが遅かったこと(最初から出す必要はないと思いますが、もう少し早く出すべきでした)

 なお、評論家が「教育委員長がなぜ記者会見に出てこないんだ」と言ってましたが、教育委員の中で唯一常勤で教委事務局トップの教育長が対応することに問題はありません。

 つづく

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