気になる「公聴」と「広聴」
【気になる言葉】シリーズ第18回。
きょうはお役所用語の「公聴」と「広聴」です。
みなさんも「公聴会」という言葉は耳にされたことがあると思います。その「公聴」です。でも「広聴」という言葉はあまりなじみがないのでは。
■公聴
【解説】
・広く一般の意見・提案を求めること。「広報―室」(デジタル大辞泉)
※補足
デジタル大辞泉の用例にある「広報公聴室」という組織はまずないと思います。あるとしたら「広報広聴室」でしょうね。
<参考>
■公聴会
【解説】
・国または地方公共団体などの機関が、一般に影響するところの大きい重要な事項を決定する際に、利害関係者・学識経験者などから意見を聴く会。また、その制度(デジタル大辞泉)
■広聴
【解説】
・行政機関などが、広く一般の人の意見や要望などを聞くこと(デジタル大辞泉)
・行政機関による、国民または住民の行政に対する意見・要望の収集活動(広辞苑)
「広聴」を東京23区では「区民の意見・要望・批判等を積極的に収集する情報収集機能」と定義しています(特別区職員ハンドブック2011・特別区職員研修所編)。民間企業のカスタマーセンターやお客様相談室のような組織名(「広聴課」や「広聴広報課」)で使われています。
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つづく
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