気になる「ナ」~「ハ」で始まる外来語
【気になる言葉】シリーズ第41回。
ここで取り上げる外来語は、文化庁の「平成14年度国語に関する世論調査」として行われた外来語定着度調査で、(1)国民全体と(2)60歳以上どちらの理解度も25%未満だったものです。
きょうは「ナ」~「ハ」で始まる外来語とその言い換えです。
■ナノテクノロジー:超微細技術
【意味】非常に微細な規模で物質を扱う技術
■ネグレクト:(1)育児放棄 (2)無視
【意味】
(1)親などが、保護者として行わなければならない乳幼児や児童の養育を放棄すること
(2)取り合わず無視すること
■ノーマライゼーション:等生化 等しく生きる社会の実現
【意味】障害のある人も、一般社会で等しく普通に生活できるようにすること
■ハーモナイゼーション:協調
【意味】国際間で制度などの調和を図ること
■バイオマス:生物由来資源
【意味】エネルギーなどとして利用することができる、生物に由来する資源
■ハザードマップ:災害予測地図 防災地図
【意味】防災を目的に 災害に遭う地域を予測し表示した地図
■バックオフィス:事務管理部門
【意味】前面に出ることなく後方で事務や管理業務を行う部門
■パブリックインボルブメント:住民参画
【意味】行政による計画の策定を、住民や市民の参加を積極的に募って行うこと
■パブリックコメント:意見公募
【意味】行政による施策を原案段階で公表し、市民一般から意見を募り、その上で意志決定を行う手続
<出典>
『分かりやすく伝える外来語言い換え手引き』(国立国語研究所「外来語」委員会編・ぎょうせい)
<参考図書>
『記者ハンドブック新聞用字用語集』(共同通信社)
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つづく
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