気になる「ねた」と「たね」
【気になる言葉】シリーズ第27回。
きょうは、お寿司屋さんなどでよく聞く「ねた」と「たね」の違い。【すし検定】満点合格のGが解説します。
「ねた」はすしの材料「たね(種)」を逆さ読みにした隠語(符丁)。業界用語なので、本来お客が使う言葉ではありません。
しかし、広く知れわたった「あがり」(お茶)や「がり」(ショウガ)、「しゃり」(すし飯)、「かっぱ」(キュウリ)、「げそ」(イカの足)などと同様、使ってもかまいません。
つい使ってしまいがちな「おあいそ(お愛想)」は、なるべく「お勘定」と言った方がいいでしょう。
というのは、「お店側が『お愛想がなくて申し訳ありません』などと断りを言いながら、お客に勘定書を示していた言葉」(語源由来辞典)だからです。
■ねた
【解説】
《「たね(種)」を逆さ読みにした語》
料理などの原料。また、材料。「すしの―」(デジタル大辞泉)
■たね(種)
【解説】
料理の材料。また、汁の実(み)。「おでんの―」「すし―」(デジタル大辞泉)
【すし検定】とは
「全国すし商生活衛生同業組合連合会」サイト上で受検できる、すしに関する基礎知識をクイズにした検定のこと(無料)。
出題数は3択式で25問、20問以上(8割)正解で合格。合格証はサイト画面から自動発行されます。
(1)「すし検定学習」コーナーで事前学習後に受検でき、(2)制限時間もないため、不合格になるのはとても難しい検定です(笑)
ちなみに満点合格のG、合格証の番号は「341」。やはり「聡(さとし=34)は1番」ってことですかね(自画自賛<Gが爺さん>)。
同サイトで「すし検定学習」をされる方は、以下の点にご注意ください。
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・現在と異なる自治体名がつかわれている(市が町になっている)
・常用漢字外の漢字が使われている
・「『タネ』という言葉を用いております」と言いながら、何度も「ネタ」がでてくる
・難しい漢語や熟語がでてくる
・「五.すしを楽しむ雑学」の記述に以下の誤りがある
01.数を表すもの
「7」→×セイナニ(〇セイナン)
02.商品を示すもの
・「ぎょく」の解説が「タネ」の説明になっている
・「おあいそ」とすべきところが「おおあいそ」になっている
05.江戸から明治中期の魚の流通の説明が、「04.歌舞伎の演目に由来するすし」になっている
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【気になる言葉】メニューページ(別窓で開きます)
つづく
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