気になる「エ」と「オ」で始まる外来語

　【気になる言葉】シリーズ第34回。
　
　ここで取り上げる外来語は、文化庁の「平成14年度国語に関する世論調査」として行われた外来語定着度調査で、(1)国民全体と(2)60歳以上どちらの理解度も25％未満だったものです。

　きょうは「エ」と「オ」で始まる外来語とその言い換えです。

■エンパワーメント：能力開化 権限付与
【意味】本来持っている能力を引き出し、社会的な権限を与えること

■エンフォースメント：法執行
【意味】法律などを実際に守らせるようにすること

■オーガナイザー：まとめ役
【意味】複雑な組織や企画をうまくまとめて運営する人

■オーナーシップ：(1)所有権　(2)主体性
【意味】
(1)経営などにおいて、所有者である権利
(2)援助に頼らず、自立して主体的に取り組むこと

■オピニオンリーダー：世論形成者
【意味】世論に影響力を持つ人

■オフサイトセンター：原子力防災センター
【意味】原子力事故が発生した際に、現地で情報収集や避難指示などの対策を講じる機関

■オンデマンド：注文対応
【意味】注文に応じて速やかにサービスを提供すること

＜出典＞
『分かりやすく伝える外来語言い換え手引き』（国立国語研究所「外来語」委員会編・ぎょうせい）
＜参考図書＞
『記者ハンドブック新聞用字用語集』（共同通信社）

【気になる言葉】メニューページ（別窓で開きます）

　つづく

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