気になる「外人」と「alien」
【気になる言葉】シリーズ第24回。
きょうは、いわゆる「差別語・不快語」と言われる「外人」と「alien(エイリアン)」についてです。
日本語は「外人」ではなく「外国人」を使いましょう。
ただし、英語の表記については微妙です。
Gが役所に入ったばかりのころ、役所の外国人登録窓口の英語表記は在留外国人(法律用語)を意味する「alien」になっていました。
それを見たG、外国人登録係長などに差別的な「alien」ではなく、一般用語の「foreigner」に変えるべきではないかと主張。結果的に「foreigner」に変わったのですが、実はどちらも外国人に差別的と受け止められる言葉でしかありません(日本語で「外人」を「外国人」と言い換えたとしても、そのように受け取られない保証はありません)。
当時「alien」が差別的だと主張した根拠は、以下の3つだった気がします。
1.映画「「エイリアン」」(1979年・米)の地球外生命体のイメージ
2.学生時代にアルバイトをしていた東京国際空港の入国審査(Immigration)窓口の表記
3.学生時代に使っていた「新英和中辞典」の訳※
※alien:外人/foreigner:外国人
<参考図書>記者ハンドブック新聞用字用語集(共同通信社)
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つづく
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