気になる「交じる」と「混じる」
【気になる言葉】シリーズ第8回。
きょうは、「交ざる・交じる・交ぜる」と「混ざる・混じる・混ぜる」の使い分けです。
「美しい日本語と正しい敬語が身に付く本」 (日経ホームマガジン 日経おとなのOFF) のコンテンツ、「無意識に使っている『日本語』の間違い」に載っている重複表現の「みぞれ混じり」。
実は「混じり」は間違いで正しくは「交じり」。
作家の副知事でさえ使ってしまう「みぞれ交じりの(雨・雪)」。これは重複表現で、正しくは「みぞれ」です。
※「気になる『みぞれ交じり』と『排気ガス』」参照(別窓で開くようにしています)
■交ざる・交じる・交ぜる
【解説】とけ合わないまじり方が「交ざる・交じる・交ぜる」
漢字仮名交じり文、白髪交じり、ため息交じり、皮肉交じり、など
■混ざる・混じる・混ぜる
【解説】とけ合うまじり方が「混ざる・混じる・混ぜる」
絵の具を混ぜる、セメントに砂を混ぜる、煮物をかき混ぜる、混ぜご飯、など
<参考図書>
・朝日新聞の用語の手引
・共同通信記者ハンドブック新聞用字用語集
・NHKことばのハンドブック<第2版>
おまけ
参考図書(3冊)は、編集者や校正者、ライターの三種の神器(じんぎ)。広報担当にとっても必携書です。
【気になる言葉】メニューページ(別窓で開きます)
つづく
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