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2011年10月18日 (火)

いいお坊さん ひどいお坊さん

 またしても、久しぶりのブログ更新です^^;


 行政書士でファイナンシャルプランナーの勝桂子さんの新著「いいお坊さん ひどいお坊さん」(KKベストセラーズ・800円)を読みました。

 彼女はGの行政書士開業同期で専門分野は葬送。

 「仏教の神髄は『中道』にある、という信念をもち続け、異なる立場のさまざまなかたの意見のいずれを批判するのでもなく、持ち上げるのでもなく、それぞれの良さを高めあうことで、経済と祈りの中道を探ることに意識を傾けて書きました」と彼女は言っています。
 なので、この本がタイトルどおり「いいお坊さん」と「ひどいお坊さん」の存在のみに焦点をあてたものだと思ったら大間違い。

 特に印象に残ったのは、第3章「3・11後に変わる寺」の中の「その日、寺は開かれた(東京・築地本願寺)」。
 ことし3月11日午後2時46分に発生し、宮城県で最大震度6強を記録した未曾有の大地震(東日本大震災)。東京ではJRなどが運転を見合わせたため、大量の帰宅困難者が発生しました。
 この帰宅困難者のため、避難所として解放されたお寺の1つが築地本願寺だったんですね(この本で初めて知りました)。

 彼女がこの本で言いたかったのは、「希望も夢も失われた無縁の世に、阿弥陀の掌のごとき大いなる安堵こそを、仏教者はさしのべるべきなのだ」そして「僧侶に求められているのは、妻帯禁止でも肉食NGでも一滴も飲酒をするなということでもない。適度に節度ある暮らしぶりと、わたしたちの悩み苦しみに耳を傾けて傾けてくださることなのだ」ということなのでは。

 「おわりに」によれば、当初は「お寺を核とする地域論」をまとめようとしていたとのこと。大学で哲学・宗教学を専攻した彼女。もしかしたら、それは大学院の修論としてまとめられることになるのかもしれません。

 ぜひ1度、書店で手にとってみてください。

【参考】戒名授与に対するお布施(お気持ち)の相場<同著から>
1.日本葬祭アカデミー教務研究室主宰二村祐輔氏
・一般の人:3~5万円
・お坊さん:20万円以上
2.「通販生活・国民投票!」(2004年夏号)
・平均値:6万5千円弱
・最多回答:1~5万円 

おまけ

 この本の中に、彼女がこれまで収集してきた「お坊さんに関するエピソード」が「50人アンケートからの抜粋」としてまとめられています。
 実はその中に、Gが彼女に話した内容だと思われる記述も^^;

 つづく

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