124万人に企業年金未支給!!!
転職で企業年金を中途脱退した会社員や会社の倒産などに伴い解散した厚生年金基金加入者の資産運用・給付を行っている企業年金連合会は5日、60歳以上の受給資格者約400万人の3割にあたる約124万人に本来支払うべき年金を支給していないと発表しました。
いずれも受給資格者が請求手続きを行っていなかったことによるもので、未支給額総額は1,544億円にもなります。
今回明らかになったのは、企業年金の中途脱退者約117万4千人、解散基金の加入者約6万7千人への支給漏れ。1人当たり未支給額は中途脱退者で年平均1万9千円。解散基金の場合で同30万円になるそうです。
また、未支給者のうち3万6千人はすでに死亡しているとのこと。
正直言って、「またか」というのと「やっぱり」というのが半々です。
これは、公的年金の「消えた年金記録」と原因は同じ。
受給開始年齢直前にお知らせをしても、転居等でそのお知らせが届かなければ裁定請求することはほぼ不可能です。
お知らせが届いたときに記録が漏れていることに気づいても、それを証明する書類を被保険者が保存していなかったため認められないというケースもあったかもしれません。
この問題は、公的年金もそうですが、年金記録を毎年被保険者に通知する仕組みに変えない限りなくならないと思います。
つづく
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
私は公的年金制度の廃止だと思う。
公務員の為の年金制度であり、おすそわけ感覚で
国民年金。
支給年齢前の死亡等で、なんパーセントか余剰分が出る。この余剰分を使っちゃえ感覚で
放蕩三昧した結果に起きた。
社保庁の手口の一部がTVで紹介されていたけど詐欺ですよね。
是正するために消費税アップの議員さんの声などは泥棒に追い銭。
投稿: コスモ | 2007年9月10日 (月) 08時05分