建設業をダブルライセンスのターゲットに
きのうの午後、台東区根岸にある中小企業福祉事業団(略称「中企団」・写真)に行ってきました。
労働保険事務組合である中企団の幹事社会保険労務士になる手続きをするためです。
労働保険事務組合とは、事業主に代わり労働保険の事務処理を行ったり、労災保険特別加入制度を取り扱ったり、会員企業に対する福利厚生事業を行ったりしている厚生労働省の認可団体のことです。
事業主や家族従事者などは労災保険の対象ではありません。
でも、業務の実態などからみて労働者に準じて保護してもいいのでは?というのも事実です。
そこで、労災保険の趣旨を損なわない範囲で労災保険への加入を認めたのが労災保険特別加入制度です。
中企団の幹事社会保険労務士になると、中小企業の社長さんとその家族に対して労災保険特別加入の勧誘ができます。
ターゲットは建設会社です。
社会保険労務士として労働保険の書類作成を社長さんに代わって行う中で、行政書士としての許認可業務に結びつけられればと考えています。
建設業の許認可は1度だけではありません。更新の手続きなどでリピーターになっていただける可能性が大です。スポット契約の多い行政書士にとって珍しい仕事です。
行政書士として会社設立業務に特化しようと考えている私は、その派生業務として建設業の許認可を位置づけています。
ダブルライセンスのメリットを十分に発揮したいですから。
中企団での手続きを済ませた私は、台東区役所(写真)で開かれる労働法セミナーにはまだ時間があるので、根岸から上野に向って地下鉄で2駅の距離を歩くことにしました。
ふと電柱の住居表示を見ると「下谷」。ごぶさたしているK叔父さんの家はこの近く。
突然お邪魔し、M叔母さんが作ってくれたつまみを肴(さかな)にビールをいただき、ご機嫌で台東区役所に向かったのでした。
つづく
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コメント
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建設業許認可
私も分野のひとつと考えてます。
目下、勉強中です。
不動産の仕事柄、建設業界の社長はん達とは
付き合いがあります。
身近なだけに、ちょっと、引くこともあります。
昨日は無料相談を受けました。
不動産業者を介さないで土地売買を直接した。
名義は亡くなられたお父さん名義。
息子さんの一人は海外在住。
大丈夫でしょうか?と不安な顔。
何故?心配なんですか?と尋ねたら。
海外在住で印鑑証明が取れないと言われました。
アッハッハ~~~
簡単な事です。
その国の日本大使館・日本領事館へ行ってもらい、大使若しくは領事館のサインがあれば、
印鑑証明として代用できますから。
そんなもんですかね~
そんなもんですね~
投稿: コスモ | 2007年5月16日 (水) 08時44分
以前送ったメールが消えてしまったようです。
今回は失敗せぬよう・・・します。
建設業やるのですね?
私と同じ選択です!
素晴らしいセンスだと関心いたしました。
前回、お会いした時は興味ない!とか
おっしゃってましたから・・・。
行政書士の仕事はスポットが多いので
安定収入につながりにくいです。
その辺が中高年の脱サラ組にはネックです。
建設は更新があるし、経審があり、
会計業務まで派生すれば、
完全なリピート収入になっていきます。
毎月社長を顔を付き合わせるメリットも大!
そこで社長のニーズを捉えて
新しい仕事へと拡げていくチャンスでもあります。
行政書士の業務が拡大していって
弁護士の業務の訴訟業務以外はできるようになりました。
そこで大半の方は(私も含めて)
やりがいがあるぞー!
なんて意気込みました。
ところがです?
法律の勉強時間の絶対数が違いすぎます!
同じ土俵では横綱と幕下くらいの差がある。
だから行政書士の独占業務の建設から
入って、「相続」「知財」等の勉強をしながら
仕事を取っていった方がいいと判断しました。
特に中高年にとってはリスクは禁物ですしね?
勉強してもなかなか覚えられないですし・・・。
投稿: チャイコ | 2007年5月16日 (水) 06時37分