秘書にゃんたろーが100均でしかお買い物をしない訳
実は、秘書のにゃんたろー、某学習塾で国語を教えています。
どうせGの事務所は当分仕事がないだろうから秘書にお給料など払えるはずがない、と退職前に時間講師の口を見つけておいたんですねー^^;
というのも、昔ある大学受験塾で古文の講師をしてたことがあるんです。高校を卒業するなり自分の通っていたその塾の春季講習の教壇に立っていたというから恐れ入ります。時給がよくて、夏は夏季講習もあるので給料袋が立ったとか。
ただ、今は、小野事務所と合同会社の設立・発展(!?)が一番の目的だと、国語・教育との接点を持ち続ける…という程度の勤務状態。収入は、ホントにネコが100均でお買い物をするためのお小遣い程度です。
事務所のにゃんたろーの席の後ろにある書棚には、古文・現代文・小論文の学習参考書などが並んでいます。Gが泣きながら読んでいた大和和紀の漫画『あさきゆめみし』もそのひとつだったんです。
そこに年季の入った教育関連の本も何冊か並んでいて、Gはそのうちの1冊を手に取りました。
「自分らしく生きてみないか」(八杉晴実・八杉悦子著:一光社)。
この本は、30年以上にわたり練馬区で学習塾「東進会」を主催し、56歳で病死した八杉晴実の遺稿を元に編集・出版されたものです。
「勉強」について八杉晴実はこう書いています。
「テストに合わせた勉強に熱心になれる人は、ある意味では世渡りがうまいと言えるかもしれない。
成績も良いし、偏差値も上がるだろうし、受験にも有利だろうね。その結果、高校、大学と学歴もついていくだろうし、就職にもその評価は生きていくるかもしれないね。
でも、せいぜいそこまででおしまいだ。なぜなら、点取り競争でトクをするのは学校時代だけだからなんだね。
卒業して世の中に出ればそうはいかない。ひとから用意され、与えられた範囲の問題を覚えて、それをペーパーの上に出せれば優秀というわけにはいかないんだね。
まあ、そんな職業もこの世の中に全くない、というわけではないだろうが、それでも、大部分の仕事というのは、自分の頭で考え、自分らしい発想で問題を解決できなければどうにもならないようになっているのだね。」
「要するに、学校時代とはまったく別の勉強がそこにはいくらでもあるのだね。もっと言えば、学校時代、テストや成績ばかり気にして、そんな勉強しかしてこなかった人は、実際の世の中では役に立たないということなんだよ」
彼は、「『自分らしさを生かす』勉強をもとう」「学校にふり回されず自分流の勉強を」と子どもたちに語りかけます。
「先生」についても「親」についても、首尾一貫して子どもたちの立場、視点で綴られています。
こんなスゴイ人がいたんだ。そして彼がにゃんたろーの先生だったんだ。
また泣きながら読んだGでした。
にゃんたろーには、「Gは何でも泣いてるじゃん・・・」とあっさり言われてしまいました^^;
つづく
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
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>コスモさん
>受験の勉強と実務ではまるで違う。
さすがに、不動産業(宅建業)を長くやってらっしゃるコスモさんの一言には重みがあります!
勉強と実務(実はこの意味、とても広いですよね)は違うんだよ!!それに早く気がつきなさい!!ってことですよね!!!
>たっつあん
久しぶりのコメントありがとう。
8日は受付よろしくね!!!
夏目雅子似の「姫」と一緒に受付だからね~
八杉先生が書かれていた「そんな職業もこの世の中に全くない、というわけではない」職業が東京都と特別区の職員なのかもしれない。お勉強大好き、暗記大好きなやつが偉くなるシステム(つまり実力は関係ないと言えなくもない)。
評価は気にせず実務(実力)で勝負だとGは思う。でもG自身どちらかといえば「お勉強大好き、暗記大好き」だったかな~^^;
投稿: ドン・キホーテ | 2007年6月 1日 (金) 01時28分
勉強弱い私。
ちょっと勇気でました。
実務頑張らなきゃp(^^)q
投稿: たっつぁん | 2007年5月29日 (火) 23時12分
机上論と実務論
受験の勉強と実務ではまるで違う。
ここが実務を出来るか。出来ないか。の
分岐点ですね。
投稿: コスモ | 2007年5月29日 (火) 19時00分